〜福島県より当会へお礼のお手紙をいただきました〜
謹啓 春色なごやかな季節、皆様には御清祥のことと存じます。
東日本大震災とそれに伴う東京電力福島第一原子力発電所事故から5年となりました。
皆様には、福島県からの避難者を温かく受け入れていただくとともに、長期にわたり手厚い御支援をいただいておりますことに心から御礼申し上げます。
この間、県内外からの御支援により、当県は着実に復興の歩みを進めており、除染の進展、インフラの復旧、公共施設の再開など、帰還や生活再建に向けた支援に全力で取り組んでいます。
一方で、今もなお避難指示が継続している地域があり、県外にも4万人を超える県民が避難生活を送っており、復興は未だ道半ばという状況です。
新年度からは福島県としても支援策の充実、強化に取り組みます。
御支援くださる団体の皆様と連携を図りながら、避難者が避難先でも安心して暮らし、一日も早い帰還や生活再建に結びつくよう努めてまいりますので、引き続き御理解と御支援をお願いいたします。
結びに、これまでの御厚情に改めて深く感謝申し上げますとともに、皆様のますますの御健勝をお祈り申し上げます。
敬 具
ふくしまいせしまの会
代表 上野正美 様
平成28年3月11日
福島県知事 内堀雅雄